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英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

映画・ドラマ

「TENET テネット」

「TENET テネット」、私は面白かった。5%くらいしか理解してないけど。ジョンワシとパティンソンの関係性がさらっとしてて見ていて気持ちよかった。ただ、散々助けてもらったデビッキの行動に「えっ!?」ってバカバカしくなったり、ブラナーの悪役のキャラク…

「もう終わりにしよう。」

「もう終わりにしよう。」はとても哲学的で、自分でも理解できたのか怪しいんだけど、とにかくジェシー・プレモンスは最高だったと思う。あと、雪の中の車を俯瞰で撮ったショットとか、暗闇にぽつんと光るアイスクリーム店とか、画が素晴らしかった。あの親…

サ道

「ととのったー」という感覚を、私もようやく知ってちょっと感動してる。夫はサウナが大好きで、何年もその素晴らしさを力説していたのだけど、私が自分でそれを体験したのは、アマプラで見た「サ道」がきっかけだった。これは、高温サウナに入って、水風呂…

チャドウィック・ボーズマン

チャドウィック・ボーズマンの訃報に大ショックを受けた。まだ若くて、あんなに美しく輝いていた人が、ガンで4年も闘病していたなんて。「ブラックパンサー」をどんな思いで撮影していたんだろうと想像すると、辛い気持ちでいっぱいになる。彼の足長おじさん…

「にっぽん昆虫記」

今村昌平の「にっぽん昆虫記」、前から薦められていたんだけど、ほんと面白かった。大正から昭和にかけて、貧しい農村に生まれた女の人が、製紙工場の女工から家政婦、売春婦、売春宿の経営者と、体を張ってド根性で生き抜いていく物語。いろんな男の人にも…

「ソウル・ステーション パンデミック」

「新感染」のプリクエル「ソウル・ステーション パンデミック」を見た。ゾンビウイルス蔓延の発端は、あのホームレスおじいちゃんだったのか。でも、彼はどうやって感染したんだろ。社会的弱者から感染していくのって、世界のコロナ事情を見ていてもすごく説…

「真夏の夜のジャズ」

「真夏の夜のジャズ」というドキュメンタリー映画をみた。1958年のニューポート・ジャズ・フェスティバルを記録した作品で、私はジャズは全然わからないんだけど、アニタ・オデイという白人女性ヴォーカリストがとてもステキだと思った。黒人女性の歌い手は…

「オールド・ガード」

「オールド・ガード」が思ってたよりずっと面白かった。シャーリーズ、かっこええ。。。砂漠をジープで走る姿がフュリオサ感あって、こういう悲しい業を背負いながら戦う女を演じさせたら、今シャーリーズにかなう人いないねと思った。キキ・レインと育まれ…

「透明人間」

「透明人間」面白かった。あのモラハラDV男がどうしてヒロイン(エリザベス・モス)にあそこまで固執するのか分からなかったけど。世界的に活躍する優秀なイケメン科学者って設定の男が、わりとずんぐりむっくりした平凡な印象のヒロインに、なんとしても自…

ミカエラ・コーエル

ミカエラ・コーエル企画・主演のHBOの新ドラマ「I May Destroy You」がここのところ話題になってて、ナターシャ・リオンも激賞してる。私はミカエラのドラマ「チューインガム」を2年位前に見て、主人公(ミカエラ)の強烈なキャラとビジュアルに夢中になって…

「ペイン・アンド・グローリー」

グローリーの影には、いろんなペインがあったんだねえ。アルモドバルがあんなにいろんな病気に苦しんでたなんて知らなかった。ペインは体の不調だけじゃなくて、母や恋人との別れとか、孤独とか、アイツにあの時こう言ってやればよかったみたいな後悔も含ま…

「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」

オープンしたばかりの横浜NEWoMan内にある劇場で、「Little Women」を見た(邦題……)。最高、最高、もう今年のベスト10本に絶対に入る最高さ。女の人が仕事して自立して生きていくのがほぼ不可能だった時代の、4姉妹と母の物語。自分の思いを代弁してくれる…

悲しい知らせ

懐かしい人の訃報に接し驚く。確かまだ50代半ばだったはず。もう20年近くお会いしていなかった。どんな風に生きて、どんな気持ちで最期を迎えたのかと想像しても、私が知る若く元気だった頃の姿しか頭に思い浮かばない。ウォン・カーウァイの映画「グランド…

「デッド・ドント・ダイ」

3カ月ぶりに映画館へ。「デッド・ドント・ダイ」すごく期待していたのにイマイチだった。あれは結局、ゾンビになっちゃったのは、必要以上を求める欲まみれの人間たちに罰が下った……みたいなことなの? だとしたら、あまりに平凡な設定なのでは? 最初の方で…

さよなら「シッツ・クリーク」

「シッツ・クリーク」ついにフィナーレまで見た。涙止まらなかった〜。毎シーズン、最終話が超良くって号泣してたけど、シリーズフィナーレは役者たちが演技だけじゃなくてこみ上げてきてる感が画面からこっちにも伝わってきて、ティッシュひと箱使い切るく…

「#blackAF」

「#blackAF」面白かったー! 「モダン・ファミリー」のブラックバージョンって感じ? お父さん役=本人役のケニヤ・バリスってよく知らなかったんだけど「ブラキッシュ」のクリエイターなんだね。「#blackAF」は「ブラキッシュ」で注目されたケニヤ・バリス…

「After Life/アフター・ライフ」シーズン2

シーズン2、一気に見てしまった。大笑いして号泣。身近な人を亡くした経験がある人は、共感しまくりだと思う。地味すぎるぐらい地味なんだけど、どのキャラクターもみんないい。ドラマの中にいるんじゃなくて、私達のすぐ隣にいそうな、現実の世界を生きてる…

「鬼滅の刃」と「AKIRA」

私はアニメや漫画にとても疎くて、最近「鬼滅の刃」というのが流行っていると教えてもらった。世間ではとっくに知られた作品らしい。で、早速Netflixで2話まで見て、話は面白いなと思ったんだけど、キャラクターの自分語りがあまりに多くてびっくりした。今…

「イングリッド ネットストーカーの女」

原題の「Ingrid Goes West」の方が語感が良い。母を亡くして、孤独のあまりインスタに繋がりを求めて暴走する女子イングリッドが主人公。オーブリー・プラザの演技をちゃんと見たのは初めてだったんだけど、彼女が演じるサイコなイングリッド、すごく良かっ…

「イライザ・シュレシンガーのコントショー」

「いるいる、こういうキャラw」みたいな、テレビの中とか普段の身の回りにいるクセ強めな人をデフォルメしててウケる。演じてるイライザ本人がめちゃめちゃ楽しそう。彼女の長いまつげと口の悪さを見てると、ロンドンで一緒に住んだフラットメイトを思い出す…

コロナ

アメリカで映画やドラマの製作現場がどんどんシャットダウンされてる。新作も公開延期になって、今のところ新しい公開日が出てるのって秋にずれ込んだ「007」だけ? 配信系は劇場に比べればそれほど影響受けてないだろうけど、でも追加する新作がなくなっち…

「フェアウェル」

ゴールデングローブとった「フェアウェル」のオークワフィナ、よかった。ニューヨークで暮らすアジア系アメリカ人の役だから、本人と被って映った。彼女はあの枯れた声がいいね。ハッ! 2/28(金)映画ニュース翻訳 2/29(土)リサーチN案件 3/1(日)N案件 …

「ハスラーズ」見た

J.Loが仲間のストリッパーたちにとことん優しいところがいいなーと思ったんだけど、主演のコンスタンス・ウーのキャラがいまいち魅力に欠けたな。裏切られたことのある人間は、自分の大事なものを守るためなら結局他人を裏切るのかと。弱ってるときだけJ.Lo…

「コンテイジョン」

話題の「コンテイジョン」、久しぶりに見ちゃったよw ブライアン・クランストンが出てたのすっかり忘れてた。 グウィネス・パルトロウ、そういえばエグいシーンあったんだよね(なんとなくざまぁ的wな意地悪な気持ちになった。彼女はウィノナ・ライダーから…

「Giri / Haji」

「Giri / Haji」シーズン1。ストーリーは6話くらいでちょっと中だるみ感があったものの、日本の地上波ドラマにはない斬新なキャスティングと、絵画のような美しい構図がたくさんあったのが印象的だった。あまり有名じゃないけどいいお芝居をする役者さんがい…

「ジョジョ・ラビット」

「ルーム」のジェイコブ・トレンブレイくんに続いて、また出てきたよ、天才子役が。「ジョジョ・ラビット」のローマン・グリフィン・デイヴィス&アーチー・イェーツくん、めちゃめちゃ芸達者でかわいくて面白かった。ナチスドイツ時代の結構つらい話なんだ…

「シッツ・クリーク」

すでにシーズン5まで入っているNetflixの「シッツ・クリーク」を見始めたら、意外とハマってシーズン1をイッキ見しちゃった。このドラマがなんかのランキング上位に入っているのを昨年末に仕事で訳してから、少し気になっていたのだ。事業を経営していた裕福…

リッキー・ジャーヴェイス

今年のゴールデングローブ賞の覚え書き★ルーシー・ボーイントン、わたしにとってドストライク。あのシルバーの夢夢しいドレスも、凝ったアイメイクも、繊細なリングも最高。これからも映画で「シング・ストリート」みたいなカッコいいスタイリング見たい!★…

「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

「スター・ウォーズ」には何の思い入れもないんだけど、オスカー・アイザックがケリー・ラッセルに「キスしていい?」って合意をとるのが2019年だな!って思った。女性同士のキスが出てくるのも。あとは「パルパティーンって誰なん?」とかいう疑問は置いと…

「bad guy」

ようやくビリー・アイリッシュと曲が一致したよー。彼女のビジュアルだけは認知してて可愛いなーと思ってたんだけど、映画「スキャンダル」(タイトル「ボムシェル」のままの方がダブルミーニングでよかったのに……)のトレーラーに使われていたの、彼女の「b…