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英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

霧の中を進め

2021年は、穴の空いたタンクに必死で水をつぎ足し続けているような1年だった。よく頑張ったなと我ながら思う。初めて、自分が周りを支えていると思えた1年だった。ずーっとモラトリアムできたけれど、ようやく大人になったのかも知れない。頭の中は今あるも…

会って話す

月イチの翻訳勉強会が、今月は久しぶりの対面形式で、実際に会って話す楽しさを満喫した。対面じゃないとこうは会話はクロスしない、回り道しない、だからこそたどり着く行き先、みたなものを客観的に感じることができて刺激的だった。やっぱり直に会って話…

実家

1年8カ月ぶりに実家に帰った。高齢の父がよぼよぼになってるかも、もしかすると呆け始めてるかも、と覚悟してたけど、意外にもまったく変わらず、マイペースにたくましく生活しているようだった。相変わらず毒舌だったけど、もう健康でいてくれるだけであり…

「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」

ソーホーのパブだとかカーナビーストリートをくるくる走り回るトーマシンちゃん、かわいかった。ロンドンのソーホーは20年前、私も毎日過ごした場所。懐かしくて泣きそうになった。トーマシンとアニャが万華鏡のように入れ替わる演出、素晴らしかったな。私…

寒川神社

八方除け祈願のため神奈川の寒川神社へ。今年1年、散歩がてらいろんな神社に行きまくったけどまるで状況は好転せず、わらをもつかむほふく前進の思いで向かったところ、初めて乗る相模線で大きな富士山が見えたり、ご祈祷の間にメディテーションしたらざわざ…

「あちらにいる鬼」

瀬戸内寂聴が他界したので「あちらにいる鬼」を読んでみた。寂聴もたいがい本能の赴くままに生きてきたけど、井上光晴がその上をいく奔放さで閉口してしまった。いくら本人がチャーミングだとしても、寂聴だけでなくその前後も同時進行でもあんなに不倫を繰…

妹の手術

妹の卵巣の手術が無事にすんでひと安心。コロナ感染者が減っているタイミングで入院&手術できてよかった。執刀担当してくれた女医が、ショートヘアに眼鏡の爽やかな美人で、説明も明快かつ親切で惚れた。まだ30歳くらいだろうか。私も今後なにかあったら彼…

「A Second to Midnight」

カイリー・ミノーグとイヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダーがコラボしてる新曲があった。繊細さの塊みたいなオリーが、酸いも甘いも噛み分けたカイリーの隣でのびのび踊ってて、とてもよいMV。 11/27(土)リサーチ11/28(日)リサーチ11/29(月)映画…

オモポロン

来月、1年8カ月ぶりに親に会う予定を決めたんだけど、南アの変異株のニュースが出てきて、もううんざり! いい加減にしてほしい。。。年内はなんとか持ちこたえて日本。。。てか名前が覚えられないよ。オモポロン?だっけ? 11/23(火)映画ニュース翻訳;リ…

「地獄が呼んでいる」

シーズン1を完走。「新感染」の監督作ということで期待していたけど、やっぱり骨太で見応えあった。「人間の罪とは」「裁きとは」という深いテーマについて考えさせられる構成で、新興宗教との関わりも面白いし、時折出てくる異常なテンションのYouTuberのシ…

念力

健康診断の日の朝、この1年で最低体重になった私、エラい。でも、特別なことをしたわけじゃないのになんで? よくわかんないけど、あと3キロくらい落としたいので念じ続けることにする。 11/15(月)映画ニュース翻訳;リサーチ11/16(火)映画ニュース翻訳…

眼精疲労にはストレッチポール

眼精疲労が酷くて、目薬さしたりホットマスクしたり、目の周りマッサージしたけど、いちばん効果が感じられたのはストレッチポールの全身ほぐしだった。お風呂上がりに軽くヨガやった後に、ストレッチポールで座骨、膝裏、脇、肩甲骨とほぐすうちに、目が1.5…

「チェスナットマン」

殺しの手口が残忍で、現場に残されてる栗人形からも犯人の異常性が感じられて、なかなかワクワクしながら見ていたんだけど、最終的な犯人が「なんだお前か」みたいなオチだった。首相が女性で、大臣も女性で夫が主夫、事件を追う主人公の刑事も女性。さすが…

新庄剛志はテッド・ラッソ

新庄の日ハム監督就任会見、ちょっと見ただけだけど笑っちゃった。あの人は天才肌なんだと思うから、論理的に選手に言葉で説明してチームを率いることってできるのかな? でも人柄は良さそうだし、型破りでファンを楽しませそうだし、野球版「テッド・ラッソ…

「Sweet Home -俺と世界の絶望-」

怪物ドラマ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」をラストまでイッキ見した。怪物に感染しても人間らしさを失わなければ、醜い化け物にならず、せめてその中間の存在でいられる、というような内容。主役の男の子(ソン・ガン)が可愛くてスタイルよくてお肌がき…

心は錦

Twitterでスカーフ、ボタン、ケーキなどなど、きれいだったり美味しそうなものだけをつぶやき、写真を投稿しているアカウントを見つけて、うっとりと眺めている。なんて素敵な人なんだろうと思う。私も「ボロは着てても心は錦」の姿勢で、こんなふうに身近に…

古着

古着屋で紺のカーディガンを2000円で購入。ボタンが金で両肩にもついてて、ちょっとかっちりした印象のやつ。最近、カジュアルすぎる服が似合わなくなってきたのを感じる。破れたTシャツとか、履きこみすぎたデニムとかを着ると、みすぼらしくみえる歳になっ…

「DUNE デューン 砂の惑星」

新しい方に分があると思うけどやっぱりドゥニ・ヴィルヌーヴ版の「DUNE」は、デヴィッド・リンチ版よりも圧倒的に美術が素晴らしかった。あと俳優がそれぞれグラマラス。シャラメの儚さとか色気とかカイル・マクラクランの比じゃないし、モモアもオスカー・…

健康診断

9月に健康診断の予約の電話を入れたら、100人以上待機してるから順番に案内していて、日程が見えてきたら折り返し連絡すると言われた。そして約1ヶ月、まだ連絡はない。「そんなに混んでるんだ? まぁ年内は無理とかじゃないですよね〜?」って笑って聞いた…

「Let It Be」

この間、近所のスーパーで流れてたビートルズの「Let It Be」を聴いて天啓を受けた、といったら大げさだけど軽く衝撃を受けた。私が毎日やってるメディテーションもこれだったのね。昔は、同じこと繰り返し言ってるだけのこの歌がどうしてこんなに流行ったの…

上向き

8ヶ月ぶりに美容院に行って髪をきれいにしてもらい、素敵なスパニッシュレストランで贅沢ランチした。こういうことにお金を使うのって大事ね。お店で洋服を選んだり、お酒飲みながら楽しそうに食事している人たちの姿を見るだけで、すごい嬉しくなる。こうい…

あと3ヶ月

今年もあと3ヶ月なんて信じられないしめまいがしそう。去年よりメンタル的にだいぶきついから、来年は上向きになるように願う。ほんとに。 10/2(土)リサーチ;N案件10/3(日)リサーチ;J案件10/4(月)映画ニュース翻訳;リサーチ10/5(火)映画ニュース…

清澄白河の横尾忠則展

清澄白河の横尾忠則展に行った。広告代理店で働いていた20代の時、コピーライターの師匠的な上司が横尾忠則を崇拝していて、ことあるごとに横尾の素晴らしさを懇々と説明され、彼の毎度の話の長さにうんざりしつつも「横尾はとにかく滝が好き」というのは私…

「ブリジット・ジョーンズの日記」「10日間で男を上手にフル方法」

流し見できるような気軽なラブコメが見たいと思って、懐かしの「ブリジット・ジョーンズの日記」「10日間で男を上手にフル方法」を連続で視聴したら、思いがけず楽しんでしまった。ヒュー・グラントもマシュー・マコノヒーも当たり前だけど若い! ヒュー・グ…

ミカエラ・コール

「I May Destroy You」のミカエラ・コールがようやくエミー賞を受賞して、ライターたちに向けたその受賞スピーチが素晴らしかった。「自分が恐怖を感じたり、不安や不快な気持ちを抱く物語を書いて。さぁ、やってみて」「今の時代、露出していることがすなわ…

「つみびと」

大阪二児置き去り死事件を題材にした「つみびと」を読んだ。逮捕されて30年の実刑を受けた母親、蓮音だけが悪いのか。罪の割合を調べるDNA解析みたいなのができるとしたら、蓮音だけでなく彼女の元夫で子どもたちの父親である音吉も、幼い蓮音を捨てて家を出…

イライラの波

2ヶ月ぶりくらいに大きなイライラの波が来ていて爆発しそう。Headspaceのメディテーションでなんとか正気を保とうとしてるけど、辛い。。。 9/11(土)リサーチ9/12(日)リサーチ;N案件9/13(月)映画ニュース翻訳;N案件;リサーチ9/14(火)映画ニュース…

カンペールのブーツ

ちょっと欲しいかも、というブーツを見つけたんだけど、この秋冬どれだけ履いて出かける機会があるだろうかと考えると、思いとどまってしまう。旅行に行く予定もないし、友だちに会って食事する約束もしていない。となると、買っても靴箱の中で日の目を見な…

「Smaller and Smaller Circles」

フィリピン・マニラのスラムで少年が惨殺される連続殺人事件を追う、牧師2人を描く物語。顔の皮を剥ぎ取って内蔵をえぐる殺し方も、ゴミの山に投げ捨てる遺体遺棄の仕方もエグくて、貧乏な子供の命とか人権がそこらのネズミみたいに軽い。貧困の連鎖と、警察…

「ドライブ・マイ・カー」

濱口竜介監督の映画を初めて見たけど、「ドライブ・マイ・カー」面白かった。主人公の俳優兼演出家が「ワーニャ叔父さん」の舞台を作り上げていく過程と、彼自身が妻の死を受け止める映画の物語が並走する構成で、3時間という長尺に飽きずにずっと集中しなが…