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英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

林檎がフュリオサ

お酒飲んでいい気分になりながら椎名林檎の「罪と罰」のPVを何十年かぶりに見たら、メイクがフュリオサだった。 作業ログ:3月18日(土)〜3月31日(金)BO2周目 P157

「エブエブ」「フェイブルマンズ」

「エブエブ」日を追う毎に自分のなかでいい映画だったという感動がじわじわと高まっている。あんな人生もあったはず、あそこであの選択をしていたら、というオルタナティブリアリティをいくつも体験した後で、それでも今を生きるしかないんだって腹をくくる…

「別れる決心」

タン・ウェイ、憂いがあって魅力的だった。身寄りのない韓国に不法で入った中国移民の女性の生活がどういう感じなのか、私にはちゃんと想像がつかない。移民になるしかないっていう境遇、きつい。幸せになってほしかったな。あんな死に方があるのね。いろい…

「仕掛人 藤枝梅安」

天海祐希がすごくよかったー。美しくて凄みがあって。トヨエツと並んでも引けを取らない華があって。「仕掛人 藤枝梅安」は「イニシェリン島の精霊」の対極のわかりやすさで、そこまで説明しなくても大丈夫だよ?とも思ったけど(特にあのマーベルみのあるフ…

「ユー・ピープル  僕らはこんなに違うけど」

監督ケニヤ・バリスだからと期待していたけど、そんなに面白くなかった。主人公の白人男子と黒人女子のあいだにそもそもケミストリーが全然感じられないから、いろんな壁を乗り越えてでも一緒になりたい感が出なかったんだと思う。ジュリア・ルイス=ドレイ…

「イニシェリン島の精霊」

めちゃくちゃキレイな画で、ぜひこの島に行きたいと思った。もちろん旅行で。やっぱり、どんなに美しい景色でもあんなに閉鎖的なところには住みたくない。同じパブで同じ人と話して一日を終えるなんて生活を何十年も続けてたら、どうにかなっちゃうのもわか…

「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」

みんなが言っているように、「その名を暴け」という副題に違和感があったけど、映画はとても見応えあった。ワインスタインの名を暴けってことなのは明白だけど、そして原作の邦訳版にもそう副題がついてるんだけど、話は被害者の女性たちがオンレコで告発す…

「RRR」

話題沸騰の「RRR」をついに鑑賞したよ。気取って斜に構えたりせずに王道、直球でいくところが清々しくてとても良かった。イギリスの植民地支配=悪、の映画をあれだけ堂々とエンタメに仕上げるという気骨が素晴らしいなと思った。アクションもわたしには「ワ…

「コペンハーゲン・カウボーイ」

まだ3話までしか見てないけど、レフンらしいネオンな色使いと構図、今どき珍しいスローな展開と静けさがいい。なんでもセリフで説明されないから、彼女は何が目的なの? 彼とはどういう関係なの? ってすごく想像力が刺激される。 作業ログ:1月12日(木)〜…

「ほの蒼き瞳」

ついにコロナを引き寄せて数日伏せったけれど、なんとか回復した。この年末年始で友だちがバタバタ感染しててびっくり。次の新しい株が出てこなければ、わたしは無敵のままでいられるのかな? 体調が落ち着いてNetflixで「ほの蒼き瞳」を見た。クリスチャン…

「さよなら、私のロンリー」「ホワイト・ノイズ」

正月中にこの2本を見られて満足。 ミランダ・ジュライの「さよなら、私のロンリー」は、詐欺家族という意味では確かに「万引き家族」や「パラサイト」とかぶるんだけど、エヴァン・レイチェル・ウッドとジーナ・ロドリゲスの関係で見ると、ジュライの小説「…