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英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「赤坂の姉妹 夜の肌」「グッド・オン・ペーパー」

「赤坂の姉妹 夜の肌」は、出てくる男がどいつもこいつもクソだった。自分の子どもができたというのに、笑顔で始末したか聞いて、違うと分かると大金を置いてブラジルに逃げるフランキー堺がとりわけ最悪だったし、それを追いかける新珠三千代もどうかしてる…

「クワイエット・プレイス2」

お姉ちゃん、母、弟の3地点に分かれてクライマックスに向かっていくのが、上手いと思った。ラストの姉弟の活躍がシンクロするのもいい! 大人を守るのが子どもって、未来を感じる。続編って大抵がっかりするのに、すごく面白かったし感動して泣きそうになっ…

「ようこそ映画音響の世界へ」

仕事で資料として確認したかったのに、忙しくて見られなかった「ようこそ映画音響の世界へ」を、ようやく見た。音響さんの仕事って、オーケストラで言う指揮者みたいなものかな。背景音をすべて調整するんでしょ。それぞれの音を吟味するのに、ものすごい集…

「Mr.ノーバディ」

バスの格闘シーンがちょっと長すぎるかなとも思ったけど、あそこはノーバディが最初に覚醒するところで、相手を倒すだけじゃなくて生きてる実感とかフィジカルな感覚の喜びを取り戻してるってことだよね。「ファイト・クラブ」みたいな。ならば、1回バスから…

「ファーザー」

認知症患者の父と介護者の娘のほんわか感動映画かと思ったら、全然そんなゆるい作品ではなくて、むしろサスペンスみたいな緊張感が全編にみなぎっていた。これがオスカー作品賞を獲るべきだったよ。「ノマドランド」はあれはあれで良かったけれども、「ファ…

「アオラレ」

そういえば、この間「アオラレ」を見たけど、イマイチだった。煽り運転のラッセル・クロウはそりゃあもう怖いし、メンタル崩壊してるんだけど、ターゲットになる主人公の女性が自分勝手すぎて、彼女のせいで何も悪くない無関係の他者がどんどん死んでいくの…

「ピート・デヴィッドソンのNYから生"存"放送」

ピートのスタンダップを初めて見た。なんで彼がモテまくるのかわかる気がした。ひょろひょろした長身でお調子者で、かつ母性本能をくすぐるというか、不器用な小学生の男の子みたいな可愛さがあるんだ。911で消防士のお父さんを亡くして、今も母親の面倒を見…

「サンダーフォース 正義のスーパーヒロインズ」

メリッサ・マッカーシーとオクタヴィア・スペンサーの2人がスーパーヒーローになるっていう、そのアイデアだけでもう勝ってる。内容はもうゆるゆるだし、特別目新しさもないんだけど、Netflixで見るにはぴったりの映画(つまり劇場でお金払って見るまででは…