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英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

「ファーザー」

認知症患者の父と介護者の娘のほんわか感動映画かと思ったら、全然そんなゆるい作品ではなくて、むしろサスペンスみたいな緊張感が全編にみなぎっていた。これがオスカー作品賞を獲るべきだったよ。「ノマドランド」はあれはあれで良かったけれども、「ファーザー」の方が鑑賞後のノックアウト感がすごい。アンソニー・ホプキンス素晴らしかった。御年83歳のホプキンス本人は認知症からは程遠くて、緻密で大胆な演技は20代の若者みたいにエネルギッシュだった。並外れたスタミナ、集中力だなぁと恐れ入ったよ。オリヴィア・コールマンも素敵だった。もとが舞台作品だし、みんなコレオグラフ的に動きやタイミングを何度も細かく確認しながら演じたんだろう。記憶の断片が薄れるように、ちょっとずつインテリアが変わるのもなるほど!と思った。

6/10(木)
映画ニュース翻訳;C案件
6/11(金)
映画ニュース翻訳;リサーチ
6/12(土)
リサーチ;N案件
6/13(日)
リサーチ;N案件

映画「ファーザー」
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