「あちらにいる鬼」
瀬戸内寂聴が他界したので「あちらにいる鬼」を読んでみた。寂聴もたいがい本能の赴くままに生きてきたけど、井上光晴がその上をいく奔放さで閉口してしまった。いくら本人がチャーミングだとしても、寂聴だけでなくその前後も同時進行でもあんなに不倫を繰り返して、時には相手の女性に堕胎させたりもして、呆れたクズ野郎じゃないの。著者の母で光晴の妻が、なんであそこまで耐えたのか理解に苦しんだけど、そういう時代でもあったのだろう。あんな虐げられる人生は嫌だ。光晴は最後まで狡かった。寂聴の方が出家してまだ潔いと思ったし、あの人の自己肯定感はなかなかだと思う。
12/5(日)
N案件
12/6(月)
映画ニュース翻訳;リサーチ
12/7(火)
映画ニュース翻訳;リサーチ
12/8(水)
映画ニュース翻訳;リサーチ