「平場の月」
独り身の下流中年の恋愛もので、読み終わった後、静か〜な余韻に浸った。昔のように気持ちのまま暴走する体力も気力もなく、目の前の病と生活に自分1人で立ち向かうことだけに必死な須藤のこと、よくわかるし素敵だなーと思った。自分を軽蔑しちゃうような経験をもう重ねたくないっていうのも、この歳になると激しくうなずける。誰にも迷惑かけたくないから、人との関わりが昔よりどんどん減っていく。
精神的にも経済的にも自立できる力って、いくつになっても大事。自由を確保したかったら女の人はなおさら。母とか妻とか相手を伴う立場だけの肩書じゃなくて、「私」を見つめる私を意識するの大切だと思う。朝倉かすみさんの本は初めて読んだけど、言葉の選び方が鋭くて何度も舌を巻いてしまった。
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