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英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

「燃ゆる女の肖像」

なんとポエティックな映画。評判通り素晴らしかった。18世紀のフランスの島を舞台にした、良家のお嬢様と彼女の見合い用の肖像画を描くため雇われた女性画家の物語。女性同士の恋愛、生理、堕胎、絵画に音楽に荒れる海、と女性性が炸裂していて衣装も美しく、唇を噛んで背筋をピンと伸ばしたいような、久しぶりに凜とした気持ちになった。「アデル、ブルーは熱い色」も最高だったけど、あれは公開後に男性監督の撮影時の暴挙が発覚してから女優2人が気の毒で、もう見返す気分になれなくなった。「燃ゆる女の肖像」は女性監督と主演女優が元パートナーだったらしく、LGBTQ映画史に残る正統派作品だと思う。

12/12(土)
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映画「燃ゆる女の肖像」