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英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

このタイトル、めちゃくちゃ中黒多いな。トレーラーを見たときはレオの気張り顔に笑っちゃってそっちを楽しみにしてたんだけど、本編を見たらブラッド・ピットの謎めいたキャラクターの方が奥深くて魅力的だった。
彼は実際、妻を殺してるのかしら。スタントマンとしての野心も、あるようなないような。彼がどういう人生を歩んできたのか、愛犬とあの汚いトレーラーハウスで何を考えて生きているのか。得体の知れない想像力が膨らむキャラクターで、ブラピの立ち姿も美しく、「あぁ、わたしは今映画を見ているのだなぁ」という気持ちになった。
そういう幸せな気分のなかで、タランティーノシャロン・テートの死をどうやって描くんだろうって、くるぞくるぞと覚悟していたところであのエンディング。ああいう風に描かれたことがとてもファンタジックで、あのラストを見て満足度が急上昇して、胸がいっぱいになった。(タランティーノなら無茶苦茶おぞましい描写もあり得ると思ってたから)
あと、マンソン・ファミリーのランチの雰囲気とか、マーガレット・クアリーのキャラクターが登場するシーンは、去年読んだエマ・クライン著の「ザ・ガールズ」が自然と脳内でデュアル再生された。小説だと主人公の少女がレナ・ダナムで、彼女が憧れるのがマーガレット・クアリーってイメージかな。
ブラピは「アド・アストラ」もあるし、主演か助演かでオスカー獲れるといいなと思う。今年の賞レースは「ジョーカー」のホアキン・フェニックスとの一騎打ちになるかもね。

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