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英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」

Twitter見てるとイヤになる出来事ばかりで、2019年の今、日本に暮らしていることになんの魅力があるんだろうと考えてしまう。「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」みたいなドキュメンタリーを見ると余計、ここではない外の世界がより美しく、目眩がするほど豊かに感じられる。
2017年のベネチア国際映画祭の原稿を書いたときに、この映画のことが気になっていたんだけど、先日ようやく見ることができた。ニューヨーク公共図書館の充実した講演プログラム、地域に貢献するさまざまな取り組み等、自分も参加したいと思うものばかりだった。そこで働くひとりひとりがコミュニティに還元することを常に考えていて、「公共」図書館であることの意義を追究する姿勢が素晴らしかった。ニューヨークに住んでいたら、パティ・スミスとかタナハシ・コーツのトークショーに行けるんだなぁ。あんな素敵な(クーラーの効いた)建物の中で誰でも本を読んだり、ネットで調べ物だってできるんだ。そんなふうに日々を過せたら、思考がどんどん膨らんで、行動も広がって、自分の姿も自由にのびのびするんだろうなぁ。
きっと日本の図書館だって、いろいろと模索しているんだよね、わたしが知らないだけで。そういえば昔、小椋冬美の漫画に美人だけど地味目な女性司書が、勤務終わりの夕方5時になると化粧室で赤のシャネルの口紅をつけてヒールを履いて、ネオンが点り始めた夜の街に消えていくという描写があって、当時中学生だったわたしは「かっけぇ〜」と痺れまくった。そのときに司書って職業に憧れたこと、いま思い出したよ。なんだかすごい話が脱線しちゃったなw

8/1(木)
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試写「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」
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