Middle

英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

「三つ編み」

インド、シチリア、カナダとそれぞれの主人公のドラマが映像として頭にイメージしやすくて、さすが映画監督の作家だなと思った。翻訳もリズムがよくて読みやすかった。最後に3人の女性の物語が繋がるんだけど、インドの不可触民の母娘は、小説の結末の先もどれだけ過酷な道が待ってるんだろうと思う。そう考えると、この3人の人生は環になったわけではなく、貧しい者から富む者への1本の線でしかないような気がして、手放しに感動したーとはなれなかった。

私自身の訳書出版企画は三歩進んで三歩後退みたいな状態だけど、「三つ編み」の主人公たちのように、不屈の精神で諦めないつもり。(誰か、アル中を克服した女性の回顧録に興味ある編集者の方いませんか?)

4/18(月)
映画ニュース翻訳;リサーチ
4/19(火)
映画ニュース翻訳;リサーチ;N案件
4/20(水)
映画ニュース翻訳
4/21(木)
映画ニュース翻訳;リサーチ;N案件

Kindle読書「三つ編み」レティシア・コロンバニ(著)※読了