「マリッジ・ストーリー」

「マリッジ・ストーリー」見た。本筋とは関係ないようなディテール（息子がおしっこ行ったときに便座あげろとか、流したか？とか手を洗えとかいちいち注意する）を細かく描いたり、普通こうは撮らないよね？（会話の途中にあっちこっちの部屋を移動して声が聞き取りづらくなる）みたいなところが全部、めちゃめちゃリアルな生活感に繋がっててほんと良かった。離婚って、子どもがいたらこういう感じなんだろう。親権をめぐる弁護士たちの容赦ないバトルも。ローラ・ダーンのやけに露出度高い敏腕女弁護士が、いかにもロサンゼルス！って感じで説得力あったなぁ。「セックス・アンド・ザ・シティ」で4人がロスに行ったとき、サテンのミニのスリップドレス着てる女の人が売春婦かと思ったらディズニーの顧問弁護士だったってエピソードがあったのを思いだした。ニューヨークよりロスの方が性に開放的なイメージある。気候のせいだろうね。
ノア・バームバックの両親の離婚が反映された「イカとクジラ」も大好きだったけど、バームバック本人の離婚が反映されたというこの映画も、決して憎み合って別れるわけじゃない夫婦の胸の痛みが伝わってきてすごくじんときた。バームバックは現パートナーのグレタ・ガーウィグとブルックリンに住んでるんだっけ。そういえば「フランシス・ハ」でガーウィグの親友役だったミッキー・サムナーが今回出演していたの、嬉しい驚きだったな。

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