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英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

アポロ計画陰謀論

人類初の月面歩行を果たしたニール・アームストロングの伝記映画「ファースト・マン」を劇場で。アームストロングの偉業を感動的に描くというより、病死した幼い愛娘や、事故で次々と命を落とした仲間たちの屍の上に、この一歩を踏みしめているんだというアームストロングの心情が内省的に描かれていて、そこがデイミアン・チャゼルらしいなと思った。そりゃ、チャゼルの映画が、マイケル・ベイの「アルマゲドン」みたいなテンションになるわけないよね。
ファースト・マン」はじんわりと沁みるいい作品だったけれど、ほんとうは「実はアポロ11号は月面着陸していなかった」という映画が見たかった。だって、今から50年も前に月に降り立つことができたのに、それから一人も続いてないっておかしくない? あの頃よりも飛躍的に技術が進歩してるはずなのに、もっとバンバン行っていろいろ調べてていいはずじゃない? と思って「アポロ計画陰謀論」でググったら、夜にお酒飲みながら掘っていきたいサイトがざくざく出てきたよ。そしてなんと、月面着陸を捏造しようとする人たちを描いたコメディ映画「オペレーション・アヴァランチ」(2016)というのがあることもわかった。なにそれ、面白そう!!!
などなど夫に話したら、「カプリコン・1」があるよと。1977年の映画で、アメリカが有人火星探査を捏造する話なのだとか。ストーリーを知って、NASAが製作協力を拒否したとのこと。エリオット・グールドが捏造をあばくジャーナリスト役で出ていて、ジョシュ・ブローリンのパパ、キャサリン・ウォーターストンのパパ、そしてO・J・シンプソンが、火星に行ったフリをする宇宙飛行士役を演じているらしい。こんな挑戦的な内容の映画が作れるなんて、70年代のハリウッドは気骨があったんだなと思う。今度見てみよっと。

2/14(木)
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2/15(金)
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2/16(土)
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2/17(日)
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読書「シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術: 世界で通用する20の普遍的メソッド」吉岡友治 (著)※p.94
読書「シャーロック・ホームズ入門百科」小林司東山あかね(著)※読了