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英日翻訳者・ライター。行けるとこまで行きます。

「プラダを着た悪魔」スピンオフを読んで

ローレン・ワイズバーガーの小説「When Life Gives You Lululemons」をようやく読み終わった。「プラダを着た悪魔」のスピンオフ作品で、主人公は3人の女性。

★ランウェイ編集部にいたエミリー(鬼編集長ミランダ・プリーストリーの元アシスタントで、今はセレブのイメージコンサルタント。若いライバルに立て続けに仕事を奪われピンチ)

★親友ミリアム(元弁護士。今は富裕層エリアのコネチカット州グリニッジで3人の子どもを育てる専業主婦。金持ちマダムたちの空虚なライフスタイルに違和感を拭えない。出産後はルルレモンのレギンス生活で体重増加)

★ミリアムの親友カロリーナ(元スーパーモデルで、今は次期大統領候補の妻。エミリーの編集部時代の知人)

話はざっくり言うと、カロリーナが野心家の夫にハメられて飲酒運転で逮捕され、離婚を突き付けられて息子の親権も失いそうになる。その窮地を救うためにエミリー&ミリアムがそれぞれの得意分野でコネと手腕を発揮して、身勝手な男に制裁を下す、という内容。3人が助け合いながら、本来の自分を取り戻そうとする、30代女性のエンパワーメント的な作品になっている。

カロリーナの夫がクソすぎる男で、こいつが最後に泣きを見るのはもちろん、特にエミリーの歯に衣着せぬ発言と好奇心旺盛な行動力が清々しかった。#MeTooムーブメントとか、ベン・アフレックジェニファー・ガーナーの離婚とか、かなり新しい話題が盛り込まれてて、いったい何ヶ月(何週間?)で書き上げたんだとスピードの早さに驚いたし、再登場するミランダ・プリーストリーの相変わらずのデビルぶりも印象に残った。コネチカットリアリティ番組「リアル・ハウスワイブズ」の世界そのもの。ってこの番組ちゃんと見たことないけど、暇すぎて整形とセックスをわんこ蕎麦みたいに喰らってるマダムたちの話だよね?

というわけで、私の脳内映画化キャストは

エミリー→当然、エミリー・ブラント

ミリアム→ジリアン・ベル

カロリーナ→イリーナ・シェイク

かな(要検討)。ちなみに、作者のワイズバーガーは実際にコネチカット在住で夫と2人の子どもと暮らしているらしい。また違った形のスピンオフも、いずれ書くかな?

 

1/3(木)

映画ニュース翻訳

1/5(土)

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映画「チャンス」(ピーター・セラーズ主演)

 

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